【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 食べるトレーニングを考えよう!「カロリーでからだは計れない」

スキルアップ 梅原 淳

皆さんこんにちは。

ここのところ連続して文字量の多い記事が続いてしまったので、今日はコンパクトにまとめて食トレを書いてみたいと思います。

運動や健康つまり体力に関わる「食」をテーマに書いているのがこのシリーズですが、今日はカロリーをその基準から外すことを提案します。

カロリーという言葉は、日本人皆が知っている食の基準値のようなものですね。

詳しくは知らなくとも、なぜかその単語は誰でも知っていて「高いとマズいらしい」「いつもカロリーオーバーしてしまう」と、これまたなぜか健康の採点基準にしています。

痩せられない人、健康診断のデータが悪い人、生活習慣病の人は「カロリーを摂りすぎなのはわかっちゃいるけどさ・・・」と推奨される範囲を超えた食生活であることを自覚し、またそれをやめられないことも認めてカロリー様に頭が上がりません。

いや、もしかしたら恨んでいるかも。

それくらいカロリーにすべてを握られているということです。

▽でも

それでは早くも結論に入ります。

あなたはカロリーを基準にして食事の内容を見ていますが、おそらくどこまで続けても変化はありません。

それは良いほうにも悪いほうにも意味がなく、つまりカロリーの値をいくら追ってもあなたの体調は計れないし、未来に起こる予測もできません。

すなわち直接的には関係性が薄いということです。

カロリーを中心に置いた食事をしてセオリー通りに痩せた、体調不良が改善されて健康的になった、という方が果たしてどれほどいらっしゃるでしょうか。

私たちの普通の暮らしにおいて成果が出なければ意味がありません。

▽数値化されても行動には移らない

私たちの身近にある一般的なフィットネスでは、カロリーを元にしても成果は期待できません。

ある程度を数値化できることは良い材料と言えますが、もっと具体的に糖や油の摂取量、それから品質の善し悪しを考えるのが現実的です。

しかも実生活ではそれを数字で表す必要は無いでしょう。

明確にしなくても、実際に身体で得る感覚を元にすることで充分です。

私たちが日常で健康を数値化することは現実的ではありませんから、無理筋をやろうとするのではなく、生活上で行うことのできる心がけを確実に実践することが生産的です。

つまりもし「こんなのばっかり食べてたら、そりゃなぁ(苦笑)」と認識しているのなら、ただ控えたら良いのです。

健康を求めるときには、決して学問やデータは中心ではありません。

改善が期待できることをすでに実行しており、さらに詳しく数値を活かしたいということならばプラスです。

ただ一般的には、カロリーやコレステロールなどのような言葉およびそこにセットで示される数値を実感のないまま信じたり、またそれらがうんちくのようにして世間に浸透している事実があります。

知っているようでじつは実態を分からずにいて、具体的数値があっても人々の行動には反映されません。

そのためにカロリーの値で食事を決めても、ほとんどの人には成果が見られないのです。

▽地味な普通の食事が最も確実

多くの人は、からだについて詳しい知識など持っていません。それが当たり前なので、知らないのを前提に健康づくりを考えることが現実的です。

専門的な材料を持っていなくとも、私たちは健康を手に入れることができますし、そのほうが実際に成果の出ることが多いのも事実です。

たとえ10代アスリートの食事でも、50代のアンチエイジングの食事でも、まず土台とするからだに優しい食べ方、つまり血液および臓器に良い影響のある食べ方を実行することです。

それは医科学的にも確実性の高い研究データがちゃんとあり、たとえば「炭水化物は茶色い穀物にする」ことや「悪質な肉や野菜、油は食べない」ことはそれらエビデンスから紐解くことができるし、またそれを元にしなくとも知ることにできるごく当たり前の情報でもあります。

人々が一般生活で行える実現可能なものを先頭に持ってくることが、実際の成果結果にも素直に反映されることは、実行している人なら実体験から身に染みて理解しています。

そう、要するに専門的な数値を取り入れようとすれば、自分の日常からどんどんかけ離れていってしまい、行動が一切伴わなくなるのがオチということです。

なので耳慣れた「カロリー」は頭から外して、ついでに3食を5食にするとか夜何時以降に食べないみたいな巷に溢れる健康ゴシップもやめて、まず簡単に実行できる質素で地味な取り組みをしていきましょう。

みなぎるからだは、どの家庭でも行える普通の食事から。

これからもあなたのからだづくり、健康づくりを応援しています。