【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 トレーニングレポート No.140「ボールと友達になろう」
こんにちは、梅原淳です。
ドライブについてのレポートは、わりと最近になって多くなっているかもしれません。
ドリブルについても何度も取り上げていて、とくに左右に振るクロスオーバーのようなハンドルさばきではなく、走ることに関わるドリブル要素を解説しています。
海外の選手はドリブルの強さが日本人とまるで違うと昔から言われてきて、強いだけじゃなく当然ドリブル1回のスピードも、ものすごく速いわけです。
跳ね返りが強いとその分ボールは暴れます。コントロールが難しくなり、それをしっかりと保持するための技術が必要になりますね。
強い力はそれをコントロールする技量と両立することで、素晴らしいパフォーマンスを生み出します。
私はドライブスピードを最大に高めるレッスンのときに、走るスピードいわゆるダッシュ力が上がれば比例してドリブルも強く速くなるので、そこでボールコントロールの課題を見つけました。
勢いよく跳ね返るボールをしっかりと手懐けて、強くても速くても安定させることがドライブスピードを増すカギとなります。
昔「キャプテン翼」というサッカー漫画がありました。もしかしたら今の子どもたちは知らないかもしれませんが、主人公の大空翼が「ボールはともだち!」といつも言っていました。
バスケットボールでも、ボールと一体になるためにからだの近くへ引き寄せて、腰の横にピタッと付けてドリブルできるようにしましょう。
遠い位置でも操れることは先々の高い技術ですので、ボールと一体になっていないうちはそこには辿り着けませんし、それが災いしてボールコントロールのないプレイしか身につきません。
誤った感覚がからだに入ってしまえば、早い段階で上達も止まってしまいます。どうしてうまくできないんだろう?は、こういう見えず気づかないところに端を発しています。
とくに歳の若い選手は、よくボールと遊んでからだに吸い付くドリブルを身につけることです。若ければ若いほど、すぐに習得できます。
やんちゃなボールと友達になりましょう。
簡単な動画を添えておきます。これからもあなたのスポーツライフを応援しています。
全員成長!
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