ビッグマンこそゲームメイクメイクを!

スキルアップ

現在、BリーグやNBAのゲームを見ているとトップ近辺でボールを持つビッグマンが増えています。そういった選手には自身のドライブやシュート力を起点とするプレイヤーもいます。一方で従来のポイントガードのように周りがカッティングやスクリーンでノーマークやズレを作るのを待つプレイヤーもいます。今回はビッグマンがポイントガードの役割を果たすことについて解説します。

ビッグマンがゲームメイクをするメリット①得点チャンスの増加

ビッグマンがゲームメイクをすることには大きく分けて2つのメリットがあります。1つ目はチャンスを増やせることとそれを逃さずに得点することがあります。

ガードプレイヤーのアタック

ポイントガードのポジションで試合に出る選手はハンドリング能力やドライブ能力が高いことが多いです。そういった選手の能力はボールキープやパス展開にも活かせますが、ゲームメイクにこだわりすぎるとその能力に無駄が出てしまいます。
ゲームメイクをあえてビッグマンに任せ、自身はウイングやコーナーからドライブを仕掛ければ今までにはなかった得点チャンスを増やすことができます。ハンドリングのあるガードのドライブならばターンオーバーも起こりにくく、相手のカバーローテーションに対して正しいパス展開をすることも見込めます。

スムーズなパス回し

ビッグマンがゲームメイクをすることの最大のメリットはパス回しがスムーズになることです。ポイントガードやウイングプレイヤーがアウトサイドでボールを持つとプレッシャーを浴びて視野をきられたりパスコースを防がれたりすることが多々あります。対してビッグマンに強力なプレッシャーがアウトサイドでかかることはほとんどありません。そのため、味方がフリーになった瞬間を見逃すことなくパス回しをすることができます。また、ディナイを強く受けることも少ないためビッグマンがアウトサイドにいればパスの出し場所が全くないということもなくなります。

オフェンス能力の高い選手のアタックチャンスを増やせること、ターンオーバーを減らしつつスムーズなパス回しからの得点を増やせることなど、ビッグマンがトップに立ちゲームメイクをすることでオフェンスの効率を上げることができます。

ビッグマンがゲームメイクをするメリット②スペーシングの向上

ビッグマンがアウトサイドに立ち続けることでコートは広がり、得点能力の高い選手が自由にスペースを使うことができます。

ドライブ・カッティングのためのオープンスペース

ビッグマンがポストに長くいると、ドライブやカッティングをすることが難しくなります。それを防ぐためにはビッグマンが常に正しいポジションに残る、もしくは移動するを繰り返す必要がありますが非常に難しいです。それならばあらかじめトップ近辺に立っておけばスペースを空け続けることができ、簡単かつ有効です。

リング近辺の得点アップ

ビッグマンがトップに立つことでドライブやカッティングでリングアタックが増えます。それと同時にディフェンスのリング近辺での守りが薄くなります。ディフェンスのビッグマンがアウトサイドに釣り出されると、リムプロテクターのサイズダウンは必然です。ブロックの脅威が減ることはもちろん、カバーディフェンスやダブルチームのサイズが落ちればファールや簡単な得点、パス展開も増やすことができます。

現代のバスケではリング近辺の簡単なシュートをどれだけ増やせるか、確率の高い3ポイントを打つことができるかがオフェンスの効率アップのために重要視されています。そのためにはスムーズなパス回し、正しいスペーシングが前提となります。

おわりに

ポイントガードはチームのオフェンスを作る重要なポジションです。しかし、現代のバスケはポジションレスになり、ポジションの名前にこだわるよりもそれぞれの選手の能力やマッチアップを考えたプレーを選択することが重要です。その結果、現在の流行としてはビッグマンがトップに立ちゲームメイクをするというプレーが多く選ばれています。高いレベルで正しいとされるプレーを自身のチームにも落とし込み、勝利につなげましょう、

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