ミニバスで動きが悪い原因3つと対処法
こんにちは!RealStyleバスケットボール上達アドバイザーの井上です。
足はそれほど遅くないのに試合になるとモタモタして動きが悪い。
もう少しシャキシャキと動けないものかね、という悩みはミニバスあるあるかもしれません。
今回は、ミニバスで動きが悪い原因3つに焦点を当てて解説。原因がわかれば後の対処は簡単。
動きをスムーズにしてパフォーマンスのアップに役立つ情報ですので、最後までお読みください。
動きが悪い原因①フットワークが悪い
もしコートをドタドタと重そうに走っているならフットワークの重さが原因で動きが悪くなっている可能性があります。
ミニバス世代は、ゴールデンエイジの真っただ中。
運動神経系が発展途中で、一生の中で最も“動き方”が脳と体にインプットされる時期です。
この時期に覚える動き方を間違えると、後に、苦労することになるので正しい動きを身に着けておきたいですよね。
フットワークが重い子どもの動きで特徴的なのは、いわゆる“後ろ体重”とよばれるもの。
移動するときに重心が後ろに残った状態になるため、体力を使う割にスピードが遅く、消耗が早くなってしまいます。
瞬間的なスピード、ジャンプ、加速、ストップを必要とするバスケットボールにおいて後ろ体重の動きは損。
では、それを解決するにはどうすれば良いか?その一つが「重心移動」を覚えることです。
フットワークが悪い子どものほとんどが足を先に動かして移動しようとします。
ですが、足が先に動くと上半身が後ろに残った状態になりますよね。これでは素早く動けません。
だからやるべきことは、上半身を前方へ傾けて重心を動かすことです。フットワークの軽い選手は必ず上半身が前方へ傾いています。
これにより重心がしっかりと移動します。
ドリブルにしても、ダッシュにしても、上半身を先に動かしてから足が動く、というイメージで体を動かすようにしてみましょう。
動きが悪い原因②バランスが悪い
動きが悪い子どもは動きの中でのバランスが崩れています。
バランスとは、簡単に言えばすぐに動ける姿勢を崩さずに制御すること。
フットワークが悪いことにも関連しますが、前方に上半身を傾ける姿勢を維持できないと、とっさに動くことは不可能です。
極端に前傾姿勢をキープしておく必要はありませんが、移動したい方向へ瞬時に上体を傾ける準備をしておく必要があります。
動きの機敏な選手は足が止まりません。
いつも足を動かしたり、小刻みにジャンプをしたり、ステップをしたりして、前後左右へいつでも動けるようにバランスを維持しています。
逆に、モタモタする選手は、足が止まり突っ立っている状態が当たり前になっていることがほとんどです。
そんなミニバスの子どもたちに、いきなりムズカシイ理論を持ち出してもうまくいきませんから、まずは足を動かすことから習慣づけるようにしましょう。
軽いジャンプやステップをして常に足を稼働させることで、すぐに動けるバランスを自然に身に着けさせるのが良いでしょう。
動きが悪い原因③戦術理解が悪い
ミニバスで動きが悪い原因として影響が大きいのが戦術の理解不足かもしれません。
きちんと教えたつもりでも伝わっていないのがミニバスあるあるです。
当然、相手があることですから仕掛けても対処されることがほとんどです。
バスケットボールの楽しさは、そんな後だしジャンケンのやり合いにあるのですから。
で、本来は相手がこう動いたら、こちらはこう動くというように展開して欲しいわけですが、そもそも戦術を理解していないとスムーズに展開できず、動きが悪いとなるわけです。
そもそも戦術の目的は、個々の能力は低くても、その能力を最大に引き出して、チーム全体のプレースピードを上げて相手を上回ることですよね。
その戦術が原因で、動きが悪くなってしまっては本末転倒です。
フットワークやバランスは個々の子どもに頑張ってもらう部分が多いですが、戦術を理解させることは、おとなの役割。
子どもの「わからない」は大人の責任という気持ちでいないと、「なぜわからないんだ!」と怒鳴るばかりになってしまいます。
戦術の指導は非常にむずかしいですが、教えたつもり、理解させたつもりになることなく、対話を通じて時間をかけて理解を深めるように努めましょう。
まとめ
今回は、ミニバスの動きが悪い原因3つを解説しました。
①と②のフットワークとバランスは普段の練習の動きを見てフィードバックをしてあげてください。
バスケットボール経験がなくても、見続けることで気づきが生まれます。
③の戦術については、バスケットボール経験があっても「どうやって子どもに教えれば良いのだろう」と悩むことはあります。
そんな時、星澤純一先生の戦術講座DVDはおすすめです。単なる戦術の解説ではなく、「どうやって戦術をチームに導入するか」まで学べます。
一度ご覧になって戦術の理解度を深め、コートの中で子どもを躍動できるようにしてあげてください!
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