【バスケ】コーチングスキルで最も重要なこととは?【指導者必見】

スキルアップ 育成法

前回の記事で、「ティーチングとコーチングの違いについて、

ご紹介しましたが、記事を読まれた読者の方から、

「どうすればコーチングスキルを高められるのか?」
という質問を受けました。

・・・が、正直私もわかりません。笑

 

厳密にいえば、何正解で何が間違いなのかは、十人十色ではないかと考えるためです。

 

教える?教えない?本当に大切なことは…?

コーチから選手に向かって投げられるさまざまな指導内容は

そのコーチの経験や知識から教えられることがほとんどです。

 

確かにその一つ一つはもっともですが、それらを意識してやろうと思えば思うほど、

余計に身体が動かずできなくなっていった経験ってありませんか?

※もちろん、全てがうまくいかないというわけではありませんが。

 

反対にヒントだけ教えて、幹となる部分は教えないという

指導をされている方もいらっしゃいますね。

 

この指導法の最大のメリットは

選手が「自ら考える」ということです。

それにより、状況判断能力が優れた選手を

育成できることができます。

 

しかし、弊害としては

しっかりとヒアリングしなければ

今どのことに悩み、どのレベルまで成長しているのかが

わからないということです。

 

もちろん、意図的に使い分けられればいいのですが、

至難の業だと思います。

 

しかし、私はそれ以上に大切なことがあると考えます。

 

それが「情熱」です。

いいかえれば、「愛」ともいえるかもしれません。

 

いくらコーチングのテクニックがあっても、選手たちと信頼関係がなければ

子ども達には、聞き入れてもらえません。

 

しっかりと子供たちと会話をし、信頼関係を築くことで

コーチのいう事、一つ一つに耳を傾けるようになります。

 

あくまでも「主役はプレイヤー」(プレイヤーズファースト)です。

指導者は脇役、サポーターの立場でいなければいけません。

 

そのためにも、

・よく観察し

・意見を尊重し

・よく話を聞き

・結果よりも過程を重要視

してあげることが、大事なのではないかと考えます。

 

バスケに限らず、スポーツは本当に素晴らしい

子ども達の可能性を引き出してくれる、ツールです。

 

子ども達に「楽しみ」を伝えるためにも

普段から「愛」や「情熱」を持って接してあげてください。

 

もしも、選手たちとコミュニケーションをとることが苦手という方は

実際のコーチングに使われる「ペーシング」を意識してみてください。

 

人の話を聴くときには当たり前にやっている人も多いと思いますが、

表情、態度、相づち(うなづき)などの視覚的情報や、声の大きさやトーン、スピードといった

聴覚的な情報を使って、さらに相手の話を繰り返すなど、相手に話しやすい状況を作ることです。

話しやすい環境をつくって相手との壁を取り除くことが、相手の受け取る姿勢(レセプター)をよくすることに繋がります。

受け取る姿勢がよくなれば情報が多く受信できます。それにより「気づき」も増えてヤル気が出てくるのです。

 

■言語によるペーシング (聴覚的)

会話のスピードや内容・共通の話題・相手が使う言葉の繰り返し・相槌(なるほど、うんうん)・接続詞(それで、もう少し聞かせて)・感嘆詞(へぇー、ホントに)・ 声のトーン(声の大きさや強弱、スピード)

■非言語によるペーシング (視覚的)

顔の表情(ニコニコしながら聴く)・姿勢(うなずく、身を乗り出す)・視線・アイコンタクト

 

最終的に指導者がやるべきことは、これらのことを駆使してプレーヤーが自主的に工夫や行動が出来るような環境を作り、

プレーヤーの個性を引き出すことが重要だと考えます。

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