こんにちは!
先日の試合で見事なまでに完勝したのですが
その要因は「ゾーンディフェンス」を上手く
攻略できたことにあります。
「ゾーンに対する対策をチームが共有できた」
ミニバス、中学生や高校生などでも
ゾーンを攻略することを苦手としているチームは
少なくないはずです。
そんなゾーンディフェンスを攻略するにおいて
もっとも重要なのは、相手の陣形を見破り
どのポジションで攻めるのかをコートにいる5人
全員が理解していることが大切です。
今回の試合の場合、3-2の陣形でした。
このゾーンに対して有効な攻め方は
2-1-2、もしくは2-3-1でしょう。
以前のメルマガでゾーンディフェンスに対しては
ディフェンスとディフェンスの間に位置することが
良いと言いました。
今回の場合だと攻め方は2パターンあります。
・2-1-2の場合
まず相手の3に対して間を位置するように
ガードポジションの二人が2に入ります。
また、1のハイポストにセンターを入れます。
最後にローポストに2を位置させます。
この攻め方の場合ポイントは
最後の2をローポストに限らせず
0度ポジションに位置させることです。
そうすることで相手の3の両ウイングは
必然的に下がらなければならなくなります。
そこで、ガードポジションに
パスを返すことで楽にシュートが打てるように
なります。
・2-3の場合
こちらもガードポジションの位置は同じです。
先程と違う点はローポストの2を
45度ポジションまであげることです。
先程よりも高い位置のため
相手の3の両ウイング、下周りの2のどちらかが
出てくるかで攻めるポイントが変わります。
例えば3の両ウイングが出てきた場合は先程と同じで
ガードポジションにボールを返して楽にシュートが打てます。
下周りの2が出てきた場合
意外に知られていないのですが
ハイポストの1がローポストに下ってきます。
これだけでゴール下のシュートが打てるようになるのです。
このように、ゾーンを苦手と思っている選手は
「攻めるポイント」を理解していないことが原因です。
この原因を取り除いてあげれば
相手がゾーンで守ってきても余裕を持って
プレーできることができます。
練習から選手に考えさせながら指導することで
選手に気付きを与えることができます。
ぜひ、一度ゾーン対策の際にお試しください。