【速攻】速攻時のサイドアウトは真ん中に出すべきですか?【バスケ】
シュート スキルアップ パス 二杉 茂 倉田 伸司 戦術 練習法 育成法
こんにちは!
今回は速攻時のサイドアウトについて、ご質問をいただきましたので
シェアさせていただきますね。
【質問】
いつもメルマガ、楽しく読ませていただいています。
今回の内容(速攻)について、とても勉強になりました。
速攻を出せるチームにしたいと思いながらも
なかなかうまく行かず、サイドアウトをすることで
動き出しが遅くなるとも感じていました。
けれど、ターンオーバーを無くすという
サイドアウトの意味合いもとてもよく分かります。
どのような指導をすれば下のような速攻が出るチームになるのでしょうか。
難しい質問だと思いますが、教えていただけるとありがたいです。
【回答】
いつもメルマガをお読み頂き、ありがとうございます!
何か疑問に思われたことや、お悩みのことなどあれば
何なりとご連絡くださいね。
前回のメルマガでもお伝えした通り
サイドアウトを行うことはベーシックな方法の一つです。
必ずしもデメリットがあるわけではなく
ターンオーバー(ミス)をしないというメリットがあります。
どれだけ素早い速攻を武器にしたいと思っていても
ミスをすれば、パスを出せる状況にありません。
しかし、ご質問者様が仰るとおり
サイドアウトをすれば、ワンテンポ遅れることが
最大のデメリットかもしれません。
どちらかを選択するというよりかは
チームに合った、ベストを選択することが重要です。
チームを作り始めた直後は
サイドアウトを置くことをオススメします。
ミスをしないことは、どんな選手、チームでもできませんが
ミスを減らすことは誰でもできます。
まずはミスを減らし、速攻の形を作り上げることが重要です。
さて、ご質問頂きました、サイドアウトをしない、素早い速攻を仕掛けるための
重要なポイントは「2つ」あります。
一つ目は、ボールをもらう選手の「ポジショニング」です。
これまでサイドアウトを行っていた選手は
その身体の感覚にサイドに流れる癖が染みついています。
この癖は本来、ベーシックな考えとして、指導されているわけですから、
かなりの意識付けをしない限り直すことは難しくなります。
今回はあくまでも、癖が直ったという前提でお話させていただきますね。
まず、味方センターがリバウンドを取った際に
位置しておくのに、最適なポジションは、
リバウンドを取った側の「フリースローラインの端」です。
ちょうど、円形の端に当たる部分ですね。
このポジショニングが重要です。
一般的にリバウンドを取った選手は
ゴールに近い側の腕でボールを取ることが多いです。
※逆手で取った場合は、相手にスペースを空けて
リバウンドを取りやすくさせる恐れがあります
そのとき、初めに目につくポジションはサイドですよね。
(サイドアウトする理由はこういったことも含まれます。)
その次によやく前を向ける選手が多いと思われます。
この時にフリースローのど真ん中ではなく
取った側の端に、ポジションを取ることで、
縦に一本のパスを通せ、その先にいる
選手へパスを送ることができるのです。
これまで、サイドにポジションを取るために
行っていた動きを、少し高くするだけです。
しかし、ポジションが高くなることは
ディフェンスも動く幅が狭くなるので
この動き出しが非常に難しく感じます。
ディフェンスにみっちりマークされていては
パスを出したくても出せませんよね。
そこで重要なのが2つ目のポイントの
動きだしの「タイミング」です。
これまでのようにリバウンドを取ったことを
確認してから、動き出していては
サイドアウトと同じリズムになってしまいます。
同じリズムで行うのなら、ミスを減らせる
サイドアウトを行うほうがいいですよね。
しかし、素早い速攻を行うには
そのリズムを変えなければいけません。
そのタイミングの取り方が、リバウンドを取ると同時に
動き出すことです。
リバウンドを空中で取ったと同時に
スルスルっと、先程のポジションを取ることで
ちょうど前を向いたときのタイミングと合うのです。
このタイミングがとても重要です。
これにより、ボールを取った流れのまま
ボールをもらうことができます。
そうすることで、すでに走り出している選手たちが
中に切れ込むタイミングで、前線にパスを出すことができます。
これがサイドアウトを行う、速攻とのリズムの違いです。
長文になりましたが、この2つが重要です。
ただし、この速攻を導入する際に注意してほしいのは
チームが共通意識を持てているかということです。
全員がこれまでよりもワンテンポ、速く動き出すことが
必要とするため、何度も繰り返す練習を重ねることが必要です。
ですが、チームに取り入れられれば
チームの武器として必ず効果を結果に結び付けられるでしょう。
上記以外でも、何か疑問に思われたことがあれば、
何なりとご連絡くださいね!
頑張ってください!
僕も可能な限り全力でサポートさせて頂きます!
この度は、ご質問頂戴しましてありがとうございます。
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