古武術の凄さとは・・?
背の高い選手や、低い選手。
バスケット経験者や、未経験者。
毎年、さまざまな生徒が、バスケット部に入部してきます。
「強いチームを作りたい!」
「試合に勝たせてやりたい!」
たくさんの先生がそう思いながら、日々選手たちの指導にあたっています。
とは言え、「強豪校」と言われる一部のチーム以外は、それほど能力の高い選手が集まらないのが現実です。
どうすれば、平凡な能力の選手たちを上達させ、勝てるチームに育てられるのか?
これは、きっと多くの先生が頭を抱える問題ではないでしょうか。
しかし、多くの先生が、平凡な能力の選手たちの指導に悩むなか、「革命」とも言える斬新な手法を取り入れ、特待制度のない進学校をたった1年でインターハイへ導いた指導法があります。
今回あなたにお伝えするのは、全国有数の進学校でありながら、ある方法を取り入れ、2000年インターハイ初出場、ウインターカップ初出場 ベスト16を果たした、桐朋学園の金田監督が実践する、能力の低い選手ばかりのチームを短期間で「勝てるチーム」に成長させる、まったく新しいバスケット指導法です。
その方法こそが、明治時代以前の古い武術の動き「古武術」をバスケットに用いた指導法です。
古武術をバスケに取り入れることで最初に変化が出たプレーはパスでした。
今までのパスと違い、パスの準備動作、つまり「パスモーション」がまったく見えなくなったのです。
古武術ではエネルギーを溜める「予備動作」が一切行いません。
ですので、“パスを受けた瞬間にパスを出せる方法”となります。
簡単に言うと「ノーモーションパス」となりますが、
そんなパスがあるのか? と半信半疑になられたかもしれませんので、まずはこちらの嘘みたいな映像をご覧下さい
いかがですか?
映像をご覧頂ければわかるように、通常のパスは
① 足を踏ん張って力を溜める
② 溜めた力を出し切るために振りかぶりながらパスを出す
といったように2つの動きがあり、腕と肩の力を活用します。
通常、ディフェンスは、オフェンスの準備動作、つまり投げるための動作を見て、ある程度のパスコースを予測することで、カットをおこないます。
桐朋学園も古武術を導入する前までは、体を大きくねじって出す、速いパスで、ボールを回しながらつなぐことで、相手ディフェンスの陣形を崩そうとしていました。
しかし、これには、体を大きくねじったときに、ディフェンスに、パスの準備動作を見抜かれてしまうという欠点がありました。
ところが、映像でご覧頂いたように、古武術を活用したパスは通常のパスとは違い、準備動作がなくなったことが見てわかるかと思います。
準備動作が見えないと、ディフェンスはパスコースを予測できず、対応が難しくなります。
通常のパスのように、ボールを受けたときに生じるエネルギーは吸収せず、受けた状態のままパスをだします。
こうすることで、パスのときに必ず生まれる準備動作がなくなり、ディフェンスは対応できなくなるのです。
結果的に、「力をためて、踏んばってボールをだす」という2つの動作は、ボールを受けてパスをだすという「1つの動作」になり、通常よりも速くパスがだせるようになります。
その結果、ディフェンスの反応がワンテンポ遅れて、より速く、正確にパスをつなげるようになり、多くのオフェンスチャンスを作りだすことができるようになります。
実際、映像でも通常のパスと違ってモーションがないため、ボールがリリースされるタイミングをまったく予測できないため、キャッチができていません。
このように相手が反応できなくなることで、いとも簡単にパスを通せるようになり、オフェンスチャンスを多く作り上げられることが最大のメリットといえることでしょう。
しかし、ノーモションで繰り出されるパスでは、ディフェンスに対応されないと同時に味方も対応できず、映像のようにターンオーバの可能性があるのではないのか?と思われたかも知れませんが、心配ありません。
古武術はこのパスに対応するために、ターゲットハンド時の手指を通常よりも大きく広げる方法を用いています。
この方法を身につけることで、ミートする手のポイントが今までよりも広くなり、ノーモーションパスでも反応することができます。
また、私たちが金田先生に初めてお会いした際に古武術に対して疑い深い弊社スタッフが、金田先生と相撲を取ることになりました。
このスタッフはスポーツ経験もあり選手活動を行い、指導者としても12年やっていたスタッフです。
もちろん足腰には自信もあります。
しかし、そのスタッフが、まるで子猫をつまむように持ち上げられたのです。
古武術を語る前に、まずはこの「信じられない映像」をご覧下さい。
ご覧いただいて分かるように、まるで力を入れていないみたいに弊社のスタッフがグイグイと押されて行きます。
断っておきますが、決して力を抜いているわけでも演技をしているわけでもありません。
力を目一杯溜めて、押そうとしている弊社スタッフに対して、金田先生は力を溜めている瞬間を狙って、押しています。
これは古武術の基本的な考えである、力を溜めない動作を行っています。
詳しく説明すると、前に進もうとしている弊社スタッフは、しゃがむように膝を少し曲げながら、足を踏ん張りながら力を溜めています。
このとき、力は前方に向かうのではなく、床へと向かっていきます。
先生は相手が溜めた力を床へ向けたときに、スッと相手を持ち上げ押しています。
すると、相手は下に向かって力を踏ん張っている為、前に向かう(動き出す)力を出せずにかんたんに押し切られます。
映像では、互いが正面を向いており、プレーのイメージが描けないかもしれませんが、このような身体の使い方はリバウンド時のスクリーンアウト、または、ピック&ロールといったコンタクトプレー時に非常に有効になります。
通常スクリーンアウト時は、体格差がある選手に押され負けることで、相手に良いポジションを取らせてしまい、かんたんにリバウンドを取られてしまいますが、この方法を使用することで、相手との競り合いに負けずに相手をガッチリと抑えスクリーンアウトできるため、背の高い選手やジャンプ力のある選手にも負けることがありません。
ほんの一例をご紹介しましたが、身体の使い方を今までと変えることで
・相手が対応できない、ノーモーションパス
・筋トレなどをせずに、力負けしないコンタクトプレー
などの、効果が得られます。
このように、古武術をあなたのチームに導入することで、これまで、勝ち目のないと思われていた上位のチームとの試合でも、
☑ “成功率がグンとアップ”する古武術式シュート
☑ “モーションが見えない”パス
☑ “倒れ込む力”を利用して一歩目で相手を抜き去るドライブ
などを武器に、自信を持って戦えるようになるはずです。
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