【武学籠球】日常すべてを稽古の場とする

みなさん、こんにちは！

前回は武術の「不立文字」という伝承法についてお伝えさせていただきました。

僕たちは命を授かった瞬間から
「身体」
という素晴らしいものをすでに持っています。

そこに氣付けるだけでも、どんどん身体は進化していってくれます。

さらにその進化を加速させるために、今日お伝えしたいのが、
「日常すべてを稽古の場とする」
ということです。

このメルマガを読んでくださっている方には、バスケをされている方が多いと思いますが、人生においてバスケをしている時間というのは、学生であれば一日の２時間ほど。

社会人であれば週に数回の練習。

プロまでいかなければこのぐらいだと思います。

その時間を大切にして練習することは当然大切ですが、バスケをしていないその他の日常生活もいろんなことを意識することで、それが結果的にバスケに活きることであれば、さらにバスケも上達していきますよね。

日常生活は日常生活
バスケはバスケ
と区切って考えがちですが、
日常生活でも
・立つ
・座る
・歩く
・呼吸をする
など多くの運動をしています。

その一つ一つを意識することができれば、同じ運動のバスケにも当然活きてきます。

武術では
「日常がすべて」
と言われるくらい日常での意識が非常に重要で、師匠にも口が酸っぱくなるくらい言われます。

師匠にいろいろと教えていただくのは、いわば「ネタ集め」。

集めたネタをいかに仲間との稽古や、日常で常に意識していけるかが成長のカギです。

バスケで言えば、練習で監督やコーチに教えてもらうことは
「ネタ集め」
です。

その練習の時だけ一生懸命やっても、身に付くのが遅くなってしまいます。

例えばバスケでは
「間接視野」や
「周辺視」が
とても大事だと言われますよね？

 

なぜかと言えば常に広く回りを観られることで、その瞬間瞬間に適切な判断をするためです。

それを教えてもらったバスケの時だけ意識して、日常生活になったらなにも意識しないとなると、日常生活でもし直接視野で観ていたら、一向にバスケの時に間接視野で観れるようにはなりませんよね。

 

そこを日常生活でも常に間接視野を意識して、自分の視界に入るもの全部を観ている意識で、毎日を過ごすことができたなら、バスケの時にも自然と関節視野となり、どんどんプレーの判断がよくなるでしょう。

ちなみに僕は
・立ち姿勢
・座り姿勢
・呼吸
・歩き方
など基本的なことを意識できるときに、しっかり意識しながら生活しています。

それも自分にとって本当にあった状態で、です。

 

そんな毎日を過ごしているので、バスケをしていないのにシュートの飛距離が伸びたり、接触に強くなったりしていきます。

練習や筋トレなどもとても大事なものですが、もっと基本的な日常を観直していくと、さらに練習や筋トレが効果的なものになりますし、身体もどんどん進化していきます。

とは言っても最初から意識をたくさんすることは難しいので、自分ができる範囲で一日1分でもいいので、しっかり時間を取ってやることから始めるといいでしょう。

それが毎日継続され、時間が長くなっていけば、自ずと自分の価値となります。

ちなみに僕は今この文章をパソコンで打っていますが、その座る姿勢もしっかり意識中です。

 

では。
今日も読んでいただきありがとうございました。

 

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