【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 掟破りのプロテイン (前編)
最近、もう15年以上は摂っていないプロテインを口にした。
サプリメント製品の類いはやめたと公言し、実際に手を付けてこなかったところに、思いがけずお菓子のようなプロテインバーを食べた話を、1月23日のblogエントリーで綴った。
からだの変化が大きく、変な言い方だがなかなか面白かったので、blogよりさらに詳しく書いてみたい。
新年2023年令和5年のトレーニング初めはやや遅く、1月10日過ぎになった。年末最後のトレーニングから数えて2週間ほど休んだので、まず1週目は1回、2週目は2回、3週目から3回にと段階を踏んで戻そうと思っていた。
2週目に、本当は予定ではなかったところを部分的なウエイト・トレーニングをしようと思い立ち、仕事を妨げない朝の短い時間と決めて1時間ほどをおこなった。
たんに見栄えだけのことで、肩回りと腕をもっと鍛えようとしただけだが、行けば行ったで時間を目一杯に使ってトレーニングしてしまう。部位は限定されていたものの、成果を出すレベルの負荷はしっかりかけた。
けっきょくその週は2回の予定が3回になった。それでもはじめは「刻まなくても案外いけたな」という感じでいた。そのくらい何事もなかった。
筋肉痛が起こることはなんでもない。そうなることをしているのだから、ごく当然の症状である。だからいつもどおりだと思って、いきなり3回でも問題なくからだも戻ったと自覚していた。
制御不能の強い空腹
それが、翌週の月曜の朝、正確には前日の夜あたりから強い倦怠感のような感覚をもった。
月曜日の朝起きてすぐ、いつもと目覚めた感じが違うことに気がつく。どうも疲れが残っていて風邪っぽい。それは鼻と喉にやや症状が出ていたからそう思ったのだが、にしてはそれ以上の不調は感じない。
なんだこれは?
てっきりビールを飲んだりしたので冷えて、少量ではあったもののその不摂生と今の寒さも加わって風邪を招いたと思った。
ただ全体としては疲れている感じでおもだるいのだが、寒気がしたり頭痛があったり、大抵は鼻を起点に顔全体が熱くボーッとするが、そうならない。
下痢でもなく、本格的な風邪の症状はまったくないので辛くはなく、けっこう動けてしまう。
ただただ頭から下の気怠さがからだを重くしている。
そしてその月曜日の昼、実際は10時を過ぎたあたりで猛烈な空腹感が襲ってきた。
それでピンときた。
強烈な栄養不足いや栄養の欲求
昼食を待たず10時過ぎに猛烈な空腹感に見舞われたことで、すぐに食事を摂ったのだが、それがまあ美味しくて嬉しくてモリモリ食べてしまう。
頭でそう思っているのではなくて、自分のからだが、臓器が細胞が喜んでいるのをありありと感じた。
食べたくてどんどん口に掻き込んでしまう。そして食べても食べても満足せず、また腹もいっこうに満たされない。
食べられるものが無くなったので終わりにしたが、まだいくらでも入る感じがしていた。どれだけ食べてもからだが「まだ足りない」と言っているようで、実際に飲み込んでも食べた感じがしなかった。それくらい食欲が異様に高まっていた。
要するに必要な栄養が枯渇していたのである。
自ら決めたルールをついに破る
ここからようやくこの話の主役が登場する。
夕方に差し掛かり、相変わらず重さと疲れのような感覚が抜けない。和らいでもいない。
休みの日であったが、メール対応に追われてPCにかじりついていて昼寝などからだを休めることまったくしていないので、余計に回復の0.1%も感じない。
17時過ぎ、保育園へ子どもらを迎えにいくときに、なぜかはっきりと「タンパク質だ」と理解した。からだからそう発せられた感じだった。
どうしてそう悟ったかは自分でも分からないが、タンパク質が極端に枯渇していてからだが早急に補給を要求していると理解し、禁断の掟破りに走ることを決める。
じつはあるときから私はプロテインの類いはもうやめると、心に決めた。ずっとそれを守ってきた。
タバコやアルコールなどと違って依存するものではないし、欲求もさほどないので簡単なことだったが、とにかくサプリメントは一切摂らなくなった。
もう10数年断っている。もしかすると15年以上になるだろうか。それはつまり以前には筋肉に関わるものだけでなく様々なサプリを飲んでいたという意味でもあり、それらを一切すべて捨てていた。
もし師匠がいたら即刻破門の掟破り、だが師はいないので勝手である。どうしようもなく欲するので薬局に寄って、サプリメント売り場を物色してみた。
さあ、果たして何かあるか?
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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