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【レビュー】 この教材から、あなたが感じ取ってほしいこと。【バスケ】

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これまでのメッセージを通じ、本稿筆者の視点から、プレーの特性、指導哲学、ドリルの構成などを通じ、『超シンプル化シャッフルオフェンス』の価値や視聴者に与える影響を紹介させて頂いた。

今回は、改めて、本映像教材の全体像を考えてみたい。

星澤氏を筆頭に、本映像教材の製作にかかわる方々のコンセプトは、徹頭徹尾、一貫している。

それは、『練習環境に制限がある、リクルートに限界のあるチームを指揮する際にも、諦める必要性は全くない』という力強いメッセージである。

それは、星澤コーチ自身が公立高校でバスケットボール指導に情熱を注ぐ中で信念とし、チームの勝利、素晴らしい選手の輩出で証明してきた事柄でもある。

また、報道などで語られるケースは少ないが、外的条件を言い訳にせず、試行錯誤、創意工夫をし、それに向かって努力をする文化の中で競技に励み、勝利の喜びを掴んだ選手も多いのだろう。

自分自身で道を切り開く素養を培い、大学、または、社会人と、次のステージで活躍をした選手も多いのではないかと連想できる。

一昨年、筆者は、日本体育大学で開催された「コーチングにおける卓越性の探求」をテーマとする国際的なコーチングシンポジウムに参加し、コーチング学の権威であるポール・シェンプ氏(米国 ジョージア大学教育学部 教授)のスピーチを聞いたことがある。

卓越した成果を挙げるコーチに関して研究を重ねた結果、共通する特性として、外的要因との付き合い方が存在するらしい。

卓越したコーチは、共通して、『解決に焦点を当てる考え方』を貫く。彼らの思考プロセスは、外的要因に必要以上に捉われない。

まず、問題を定める。コントロール出来る領域の中で、問題解決に繋がりそうな因子を見つけ出し、そこに対してアプローチを続ける。そのサイクルを繰り返しているという。

国内で比類なき成果を挙げられている星澤コーチに対し、国際的な権威を引き合いに、私が勝手に分類をするのは恐縮ではあるが、まさに卓越したコーチに共通して備えている資質は、星澤コーチが本映像教材の中で語っている内容そのものである。

勿論、精神論や心構えは冒頭や締めの部分で語られている事であり、映像の大半は技術指導、戦略的な指導に重きを置いている事も断っておく。

筆者が強調したい事は、オンコート指導の着眼点、指導のポイントの中に、上記のコーチング哲学が如実に溢れ出ているという事だ。精神論だけに留まらず、勿論、技術指導だけに終始しない。

「外的要因を言い訳にする必要はない。必ず道はある。それこそ、バスケットボールの醍醐味であり、ひいては、人生の醍醐味だ。そこに至る道筋の1つを私の経験から皆様に届けてみたい」

私には、星澤コーチの人生哲学が常に語られているように感じられ、非常に心地良かった。

昨今、日本代表女子チームが国際舞台で目覚ましい成果を挙げているのは多くの人の知るところだ。

今後、今よりもさらに高みへと至ろうと思った際に、トップリーグの外国人枠の導入によりレベルアップや、海外の強豪大学への選手の積極的な排出など、国際的なバスケットボールとの積極的な交流は必要になる必要性は筆者も否定しない。

しかし、基本的には、国内で育ち、国内リーグでプレーをする選手を中心とした構成で、世界の強豪国への仲間入りを果たしている。

リクルートや競技環境に秀でた強豪チームだけが勝つだけではなく、外的条件に恵まれないとされるチームが創意工夫で勝利する。

星澤氏が成し遂げ、積み上げた戦績が日本の競技環境に与えた影響も大きいだろう。

本映像教材で学んだコーチが、外的条件の差を覆して、素晴らしいバスケットを構築し、試合に勝利をする。

または、Good Gameを展開する。その影響で、その地区の指導者コミニティに上質な刺激が行き渡り、健全な競争がスタートする。

新しい物語の始まりである。

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