【バスケ用語】「マンツーマン」とは? 意味・使い方・規定
オフェンス チーム作り ディフェンス バスケ用語 戦術 練習法
「マンツーマン」とは
バスケットにおいて、マンツーマンとは、
各ディフェンスプレイヤーがそれぞれ1人のオフェンスプレイヤーを1対1で守るディフェンス戦術のことで、
正式名は「マンツーマンディフェンス」と言います。
また省略して「マンツー」と言う場合もあり、英語では「Man to man defense」と表記します。
「マンツーマン」の使い方
・この試合はマンツーマンでいこう
・○○チームのマンツーマンは鉄壁で破るのが難しい
・激しいマンツーマンでミスを誘う
このように、ディフェンスの守り方のことで1人が1人をマークする方法です。
現在の日本バスケットボール協会では、アンダーカテゴリー(15歳以下・U15)におけるマンツーマン推進を図っており、個人のスキルアップを目指すためとしています。
「マンツーマン」推進の効果
・1対1でバスケットボールを楽しむ
・個人のスキルアップを図る
・状況判断力、理解力を高める
・想像力を養う
↓↓↓
・強力な1対1の突破力、得点力のある選手が育つ
・ディフェンスで相手を止められる選手が育つ
・高い運動能力を持ち、オールラウンドに活躍できる選手が育つ
・マンツーマンディフェンスの強化により、将来的なゾーンディフェンスの活用を含めた総合的なディフェンス力の強化が実現する
(JBAホームページより)
上記のことから分かるように、オフェンスからもディフェンスからもスキルアップを図る目的が見えてきます。
「マンツーマン」を推進する背景
・世界の強豪国では16歳以下のゾーンディフェンスを禁止しており、国際バスケットボール連盟(FIBA)もミニバスでは禁止している
・日本では、ミニ(U-12)のチームの多くがゾーンディフェンスを導入しており、中学校(U-15)のチームの多くがゾーンディフェンスを中心に試合を組み立てている
・15歳まではコーディネーショントレーニングや基礎的なスキルを学ぶべき年代であるが、ゾーンディフェンスというシステムを主に指導されるため、オフェンス、ディフェンスの両面において1対1の対応力が不足している
(JBAホームページより)
背景から見えることは、世界に通用する選手を輩出することを目指して、バスケットのシステム化ではなく個々の体力・能力の上達を目的として定められたことが見えてきます。
「マンツーマン」の注意点
・オンボールディフェンスの規定
ボールラインに位置し、ボールマンに対してシュートチェックとドライブを止められる距離(最大1.5メートル)であること
・オフボールディフェンスの規定
ディフェンス側プレーヤーは常にマッチアップするオフェンス側プレーヤーが見えるか、感じられるように移動しなくてはならない。
ボールの逆サイド側(ヘルプサイド)のディフェンス側プレーヤーは、自分のマークマン及びボールも見えるポジションを取ること(ボールとマークマンを見る)。
このように、どのプレーヤーをマークしているのかハッキリと示さなくてはならないので、マークマンを見失うとコミッショナーより合図がなされ、審判からの警告があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バスケットにおける「マンツーマン」の意味・使い方・規定などをご紹介しました。
アンダーカテゴリーでは知っておかなければならない重要なルールですので、ぜひ指導の参考にしてみてください。
ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら