【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.194「強いドリブルの技術的つくりかた」

スキルアップ ドリブル 梅原 淳 練習法

ドリブルの突きを強くしたいと思っても、なかなか上手くいかない場合が多いかと思います。

コーチも、ただ「強く突けた方がいい」くらいしか言わないので、きちんと練習することもなく、ほとんどの若い選手たちはドリブルが弱いままです。

なかには突くというよりも、落としているだけのように見えるケースもあります。
これでは強い動き、速い動きというものは習得できません。

強さってなんだろうと少し考えてみたときに、多くの人が「力加減」と認識しており、またそれしか思い浮かばないのではないでしょうか。

目一杯に力んでパワーを出す、自分の筋力次第というところから一歩、踏み込んで別の方法を探ってみましょう。

強いドリブルは技でつくることが可能です。
腕の太いマッチョマンだけができるものではなく、女性でも年齢の下の選手でも可能です。

そこにはボールの突き方の技術があります。
技術と言ってもちょっとしたコツで、誰でも覚えられます。

きっとあなたは肘を下げて、手先で押し下げるようにドリブルをしているはずです。
さらに身体より前でボールを突いていると思われます。

この手先のドリブルから、肩を使ったプッシュの動作に変えてみます。

身体の横にボールを持ってきて、やや脇を緩め、肘を高く上げた腕立て伏せのような格好でドリブルをしてください。
手先ドリブルのときとはボールへのアプローチが大きく異なると思います。

油断して肘が下がり、次第にボールが前へ出てくるでしょう。
気を抜くと動作が小さくなるので、どうしても肘から先だけの動きになってしまいます。

強く意識を働かせて、わざと肘を突き上げるような体勢から床へボールを押し込んでドリブルします。

先ほどから「突」という字を使っていますが、文字通り突いてドリブルするのです。

この感覚でボールに力を加えると、比較的筋力の低い女子選手、歳の若い選手でもタン!と小気味よいドリブルが行えます。
手首でこねる動きでは絶対につくれないものです。

ある部活の練習風景をアップしておきますので、参考にしてください。

それでは今日はここまで!

動画(TR194.mov)

(了)

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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