【梅原トレーナーのからだづくり哲学】 食べるトレーニングを考えよう!「血液がすべてを変えた③」

スキルアップ 梅原 淳 食トレ

学問から得たものを活かして悪くなったからだのなかを改善しようと、専門家の端くれなりに本気で取り組みましたが、実のある成果は一切得られませんでした。

本当に変えるためにはあくまで治療や手術が必要で、日常的に個人で改善することは不可能に近いと悟ったのです。

それがある真逆の食生活をきっかけに、からだが大変化を起こします。

前回の話から続けます。

 

▽以前の苦しい記憶が鮮明に

現在の家に越して来てしばらく経ったある日、すでにからだはスーパーマンになっていることを自覚します。

これは自慢しているわけではなくて、自分でも驚きの体質変化を遂げたので、その事実をありのままに申し上げています。スーパーマンの表現がぴったりなのです。

それは、近所を走ったときに実感することになりました。

現在の自宅は畑の中にあり、車も人もいない静かな農道が四方へ延々と続いています。でも越して数年、まだ一度も朝ランをしていません。

以前の走れない自分、極度に息が苦しくなるジョギング、そんな記憶があるためどうしても気が向かずにいました。

それを奮い立たせて、イエ、正直に言えば嫌々仕方なしに、ある日の朝6時40分に出掛けたのです。

 

▽血が体力を変えた

気が重い中で不安と忍耐を両脇に抱えて走り出し、ここから驚きの連続です。

走ってみると、まったく疲れないことに驚きました。

息も全然上がりません。

足がからだが、スーッと軽く、超軽〜く走れたのです。

走り出しの序盤に感じましたが、それはしばらく続きました。

息の乱れは、ほとんど最後まで起こりませんでした。

30分弱くらいだったか、けっこうな距離を走ったと思います。

辛くないため楽に走れてしまって、翌日からはコースを伸ばしました。

朝起きて着替えたらすぐに出掛けるので、からだもまだエンジンが掛かっていません。

いや起きていませんよね、普通は。当然食事もしていませんし。

それなのに、ゆっくりとはいえ呼吸が荒くならず楽に気持ちよく走ることができて、私はあることを理解しました。

「血液の中が変わったんだ」

そうです、血がすべてを良くしたのです。

 

▽医学をちゃぶ台返し

この奇跡のジョギング以前、私は何年もずっと走ることも筋肉を鍛えることもしていませんでした。

つまり体力づくりはほとんどおこなっていなかったのです。

そのときにしていたのは食事改善だけです。

世間の常識と医学の知見からかけ離れた真逆の「食」を実践し、それがスーパーマンのジョギングを実現させました。

これは私のからだに起こった「事実」です。

作為的につくったり、思い込んだり、実験データから推測される確率でもなくて、自然と出た「結果」です。

血液中から不純物が取り除かれ浄血されたことで、血の流れが速くなってジョギング時の循環で充分な量を全身へ送れるようになりました。

毎年の健康診断で示される成分ごとの判定が、一年また一年と着実に良くなっていきました。

いわゆるドロドロの血液なので運搬が悪くジョギングすらままならなかったのが、サラサラの血液になって通りがすこぶる良くなり、快走できるようになったということです。

血が体力を変えたのです。

 

▽これこそが結果

これを「体力が向上した」と捉える人はまずいません。

からだが不健康であったものが改善された、つまり悪いものが治ったと、誰もがそう見るはずです。

しかし実際にその好転によって、まるで走れなかったものがスイスイ身軽に快走できるようになったことは、まさしく体力向上であり運動能力の向上です。

血液がきれいか汚いかによって大きく、本当に信じられないほど大きく運動レベルが変わりました。

それを、我が身を以て実体験したのです。

(次回につづく)

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