【片岡編集長のレポート】ゲーム終盤、リバウンド力を考慮したゲームマネジメントとは?【指導者必見】

スキルアップ 動画 指導法 片岡 秀一

引き続き、ディフェンスリバウンドを考える上でのキーワードや、実際の国内外での取り組み例となります。

③ゲーム終盤、リバウンド力を考慮したゲームマネジメント

日本男子史上最高位であり、アジア出場国内で1位の10位入賞を果たした2017年U19男子ワールドカップ。

日本代表やNCAAでも大活躍の八村塁選手を擁する同チーム、八村選手の能力や特徴を最大限に生かしつつも、試合の雌雄を決する大切な時間帯で、なるべくフレッシュな状態で八村選手がコートに立っている事が重要です。

そこで、トーステン・ロイブルHCが工夫をしたのが八村選手の出場時間帯のマネジメント。

コメントでも「最大でも32分の出場」と明言。細かな時間帯は試合展開に影響されますが、基本的には、第1ピリオドの終盤と第2ピリオドの序盤、第3ピリオドの終盤と第4ピリオドの序盤を休ませるサイクルを採用していました。

上記を言葉にすると、1ピリオドで2分、2ピリオドで2分、3ピリオドで2分、そして4ピリオドで2分の休息となる計算です。

ここには『キーマンに効果的な休息を与える』という考えが活用されています。

上記のタイミングにする事で、八村選手個人にとってはピリオド間の2分間の休息と合わせ、実際には4~8分近く(試合展開に応じ、止まる時間が多いかどうかの影響次第)連続して休息する時間を提供する事が出来ます。

八村選手が不在の時間帯では、バネのあるシェーファー アヴィ幸樹選手や、194センチとサイズのある榎本 新作選手らを組み合わせる事で乗り切る事が一つ。

また、PGの選手も意図的にペースダウンをし、攻防の機会を極力減らそうとする工夫など、目に見えて分かりにくい部分でもサイズの不利を補うべく、様々な工夫を凝らしていきます。

<動画1>

<動画2>

<動画3>

上記動画では、試合の前半から、後半まで、変わらずに連続ジャンプを繰り返して相手チームの脅威であり、自チームのリバウンドチャンスを拡げている様子が読み取れます。

鍛え抜かれた八村選手の身体能力は勿論ながら、チーム全体でのタイムマネジメントの影響もあると言える部分もあるのではないでしょうか?

試合の雌雄を決定する時間帯に、キーとなる選手を体力的にも全力を尽くせる状態で出場させるための取り組みは接戦を勝利する為のキーファクターになるはずです。

 

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