【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.192「背骨が動くようになるトレーニングを導入する」

スキルアップ ストレッチ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳

今日は背中を動かす、背中の姿勢をつくるトレーニングをご紹介します。

私がウエイト・トレーニングを用いる場合、ただ筋力アップや身体の線を太くするためではなくて、運動を上達させるための身体の使い方を覚える手段として採用しています。

そのなかでご紹介するのは、あまり意識の向かない身体の裏側。

本当は運動の基礎、身体の構造の基礎を為す場所で、とくに背骨を支え動かすための背中側の筋群をうまく操ることは、バスケットボールの動きづくりにも大いに影響します。

背中を張れる人は前への押す動作や投げる動作も強くまた上手くできるし、走る跳ぶといった足に意識が行く動作においても、常に身体の中心となる背骨がどう連動して動くかによって、そのパフォーマンスが大きく異なります。

背中を活かせる人は、腕を使った運動でも足を使った運動でも、それを活かせない人よりもずっと上達するし、その覚え方も早くなります。

背中で気にすべきは、反ったり丸めたり、主に左右へ回旋させたり、できることなら蛇のようにくねくねと自由度の高い動きを取れることです。

丸くなったまま固まってしまう姿勢の人は、すぐに改善すべきでしょう。

背中へ筋肉を寄せる力が無くなっていますし、その柔軟性も落ちていますから、反る動作を繰り返して少しずつ自由に動く背中を取り戻していきます。

たいていの場合はすぐに良くなります。きちんと頑張って取り組むことで、生きた背中は取り戻せます。

参考動画も使って取り入れてみてください。これは「Tバー・ロウ」という種目です。

動画(IMG_1135)

(了)

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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