【梅原トレーナーのからだづくり哲学】インフルエンザなど怖くない

スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳

2月のある日、ついに自分自身にも感染症の波が来たか?という不調を感じて、数日間、安静にしていました。

今回は個人的な話題ですが、からだづくりに関わる一面としてあえて共有したいと思います。

結論から言うと、返り討ちにしました。

なにをか?

なんのウィルスだったのか、そもそも感染症の類いなのかも検査をしなかったのでわかりません。

病院へ行くまでもなく、数日だけ療養してさっと治してしまいましたから、確実な事実は体調が悪くなり、ありがちな筋肉痛や悪寒を伴った風邪症状に見舞われたと、いうことのみです。

明らかな風邪症状

2月中旬、建国記念の日(紀元節)の振替休日の翌日火曜日、埼玉の高校で放課後のトレーニングを終えたあとから喉がイガイガとしはじめました。

その日のうちだったか翌日の起床した時点だったか・・・タイミングは不鮮明ですが、私は声がすぐ嗄れるのでいつものことだと思ってあまり気にはしていませんでした。

ただじつはこの日、毎日おこなっている朝のワークアウトを、疲れを感じていた為に休止していました。
首から肩に掛けて重だるさ、そして肩こりを感じていたからです。

それまでずっと調子が良かったので、ここで疲れが出てきたのかなと思い、無理せず回復を促そうと考えてトレーニングを控えたのです。
その上で、トレーニング指導が終わったあと、喉に症状が現れます。

翌日水曜日に入っていた放課後練習(別の高校)で、気温に反して寒気がありました。
前日にはなにも感じなかったし、その日より気温が高く厚着もしていましたが、夜風に敏感になっているのが分かりました。

この時点で、何かしらの風邪をひいていることは間違いありません。
夜8時半頃に自宅へ着いたあとは、御決まりの全身に広がる疲労感に包まれます。

頭痛はありませんでしたが、きっと発熱していてインフルエンザなどウィルス性感染症に罹っていたはずです。
なぜ“きっと”なのかというと、体温を計っていないからです。

それよりも、この一晩で「すぐに回復させよう」ということしか考えていませんでした。
仕事は先々まで詰まっています。

一晩で大方は治った

私の治し方はいつも同じです。

寝ている間にたくさん汗を掻くこと。
看護師の妻の意見はそれをあまり勧めていませんが、自分の考えたとおりに実行します。

フリース生地などの服を着て、首にはタオルを巻き、足は靴下を履きます。
一番温かい布団の掛け方で寝て、できるだけ大量に汗を掻くようにします。
(さらにドアを閉め切って加湿器を使いたいのですが、いまは加湿器がありません)

案の定、夜中3時頃にパッと目が開くと全身汗だくになっていました。
ここで一度「いいぞ」と手応えを感じます。

いつもは着替えますが、今回はこのままさらに寝ました。
不快感でダメかなと思いましたが、意外と寝られるものです。

次に起きたときは早朝5時。
2時間前よりもさらにダルさが取れていました。
寒気が無くなっていたので、ここで一旦着替えてもう1時間布団を被りました。

そしてこの日の練習(また別のチーム)に備えて昼まで療養すると、夕方の練習時には昨晩のだるさはすっかり消えており、元気に指導を行えました。
木曜日のことです。

勝手に治ることを期待しない

もちろんウエイト・トレーニングを再開するなど完全回復までにはもう少し日数が掛かりましたが、辛い風邪症状は70%が水曜日の一晩で治っていました。

火曜日の発症したあたりを入れると、だいたい2日、疲れの最初は月曜日くらいだったかもしませんから、多くみて3日間ほどで撃退しました。

とはいえ、医者に行っていませんからウィルス性なのかどうかも定かではなく、全身に完全なエナジーが戻るまでは1,2週間くらいは掛かりました。

それでもひとまず、高熱で何日も寝込むようなここ数年の流行り病は、自らの努力で回避することができました。

私は薬を飲まず、二つの野菜のお茶を自分で作って飲んでいました。一つは熱を下げる大根湯、もう一つは喉を回復させようと蓮根湯を作っています。

どちらも磨り下ろしてお茶またはお湯を注ぎ、醤油を混ぜて飲むだけです(生姜汁も入れます)。
それぞれどんぶり一杯くらいの量です。

風邪症状のときは毎度、こうして着込んで寝て汗を掻き、野菜のお茶で治します。
あとはからだの治そうと働く自然作用。これでたしかな抗体が作られます。

病気を治すときでも、自らの努力です。
ただ治まってくれるのを待つのではなく、復調へ向けて行動することで早く治るし、自然免疫で治すと今後はあまり同じ病気をしなくなります。

薬を飲むな医者へ行くなと言っているのではありません。
何事も自らの心掛けあっての生活であることを、改めて考えてみてください。

一年中、体調不良者が絶えない学校現場へのささやかな助言です。

(了)

この記事を書いた人梅原淳梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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