【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.183「ボールと息を合わせる能力」
スキルアップ トレーニング フィジカル(身体) 梅原 淳 練習法
こんにちは、梅原淳です。
私がバスケットボールのリバウンドの嗅覚として必要に思い、練習しているジャンプがあります。
それは、ペアが向かい合ってタップを繰り返すというものなのですが、少し難易度を上げた練習がこの動画です。
動画の選手たちは中学生で、あるときに「上手になったな」と感じて撮影しました。
慌てて跳んでいる選手はいません。
少し動作が縮んでいる選手はわずかに見受けますが、大体のジャンプは前もって大きく踏み出し、腕の振りもゆっくりと余裕があります。
このジャンプ練習をすると、間に合わせで振り込む動作もなくいきなり跳ぶ選手が必ずいます。
この彼らも初めはそうだったと思います(ずいぶん前なので記憶が薄れていますが)。
動画中にある彼らの様子は、見事に前動作というか事前の準備ができています。
動きながら躊躇せず跳んで、うまく最高到達点でボールを掴もうとしているのがよく分かりますね。
整ったモーションでリバウンドを取ろうとしたときに、ボールとの息が重要になります。
これは勘ではなくちゃんとした技術です。
キャッチするよりも先にジャンプ動作を終わらせておく、それがリバウンドの得意な人に見られる傾向です。
相手よりも一手先を取っているのですね。
必要なのは主にタイミングなので、ズレても気にせず思いきってトライして感覚を掴んでください。
どこかでドンピシャを見つけられるはずです。
(了)
この記事を書いた人梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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