【バスケ】ワンランクアップ!大きくミートするための練習法
前回、ミートの種類と練習方法についてご紹介しました。
1対1の成功率やチームの得点率を上げるために、さらに大きくミートができるようになる練習方法をご紹介したいと思います。
とても地味な練習ですが、効果的なトレーニングですのでぜひお試しください。
ミートだけを切り取る
あなたは、ミート練習を取り入れているでしょうか?
1対1の練習時にミートを意識するよう指示したり、試合中に「きちんとミートをしないからだ」と叱責したり…。
大事な要素と言うことは分かっているけれども、ミートだけを切り取って練習している指導者は意外と少ないんです。
ミートをしなかったためにパスカットされたり、ミート幅が小さいためにシュートが打てなかったり。
試合中に小さな弊害はたくさん起きているのです。
バスケットにおいてこんなに大事な要素を持つミートは、切り取って練習するべきなのです。
練習方法
2人組になり、フリースローラインくらいの距離を取ります。
1人がふわっと軽くボールを上げてパスし、もう1人がそのボールに飛びついてミートします。
この時に使うのは、ストライドストップです。
踏み切り足と軸足を決め、攻める方向も決めておきます。
大きく飛びつき、ボールを上げた相手の目の前まで行けるようにしましょう。
ボールをキャッチして着地した時、パスした相手が真横にいる状態になります。
この時に大切なことは、スリースレッドポジションが取れていることです。
強く踏み込んで大きく飛び、1・2で着地して攻める方向を向いていること。
大きく飛びついているため体勢が崩れやすくなりますが、安定した基本姿勢が取れていると次のプレーへの移行がスムーズになります。
そこまでが一連の動作として行ってみてください。
ミニバスなどの小さな選手は、2人の間隔を短くしても構いません。
ただし、目いっぱいの踏み切りでミートできる距離でやってあげてください。
大きく移動するコツは、高くジャンプせずに低く飛ぶことです。
高く飛ぶと移動できる幅が小さくなってしまうので、低く飛ぶことがコツになります。
10本連続でやって、パスする人とミートする人を交代します。
また、軸足を変えてもやるようにし、苦手なほうを5本多くして苦手意識を克服しましょう。
ミートからのプレー
大きくミートして基本姿勢も取れるようになったら、次のプレーへ展開していきます。
まずは簡単なシュートフェイクからのクロスステップがオススメです。
ドライブからレイアップシュートまで持っていきましょう。
オーソドックスなレイアップシュートに繋げることでシュート練習も兼ねることができ、試合を想定したプレーを意識することができます。
他にも、
・アタックステップでのドライブ
・そのままシュートを打つ
などのプレーも基本的な動作としてありますね。
大きいミートがいい理由
ここまで、ミートの幅をかなり大きくする練習を紹介してきましたが、なぜ大きいほうがいいのか。
それはただ1つ。
ディフェンスとのズレをつくるためです。
ミートが小さければ移動距離が少ないので、ディフェンスもついていきやすく対応できます。
ですが、ディフェンスの予想を超えた大きなミートをすることで、大きなズレを作ることができ、シュートチャンスが広がります。
ドライブコースが空いていればそのままレイアップまでいけますし、ヘルプディフェンスがいるなら逆を抜いたりセットシュートを打ったりと、シュートの回数が格段に増えます。
個人の得点が増えるので間接的にチームの勝利も増えてくるでしょう。
つまりミートは、勝敗にも関わってくるとても重要な技術なのです。
いかがでしたか?
今回は、大きくミートするための基本的な練習法をご紹介しました。
意識することは、
・ジャンプは低くすること
・強く踏み込んでストライドストップでミートすること
・着地した後、次のプレーがスムーズにできるようにスリースレッドポジションが取れていること
以前ご紹介したミートの種類や練習方法に加えて、一段階上のミートを、ぜひ指導の参考にしてみてください。
(参考URL)
<<<http://basketball-school.jp/wp/skill_up/2901.html>>>
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