【バスケ】ボールを運べない時は、パスコースに角度を作りましょう【パス】
選手たちがフロントコートにボールを運べずに頭を抱えたことはありませんか?
バスケットは、バックコートからフロントコートにボールを運べなければ、得点と取ることができなくなります。
しかし、多くのチームがボール運びに問題を抱え、ミスをし、相手に簡単に得点を与えてしまいます。
- 前で捉まってフロントコートに入れない…。
- ディフェンスのプレッシャーが強くてドリブルもさせてもらえない…。
試合でこのような状況を起こさせないためにも、指導者は「パスのアングル作り」を徹底して指導してほしいと思います。
またドリブルで運んでいるチームも、とても参考になると思います。
今回は、パスで繋ぎボール運びを円滑にするためのアングルを作りについて解説したいと思います。
■パスでボールを運ぶ方が良い理由
はじめに、ドリブルでボールを運んでいることをOKとしているなら、今すぐパスで繋ぐように指導してください。なぜなら、ドリブルよりもパスで運ぶ方が速いからです。
ボール運びは相手に取られずキッチリと運ぶことも重要ですが、速くフロントコートに入ることでメリットが大きいのです。速く運ぶことでオフェンスに費やせる時間が長くなるためです。
また、ドリブルで運びきるのは1番の選手にプレッシャーもかかりますし体力の消耗も激しくなります。
ですので、まずはパスで運ぶことを徹底してみてください。
■カットされないパスするための注意点
パスを繋ごうと味方にパスを出すとディフェンスの手に当たってパスを遮られてしまう。
このようなシーンをよく見かけます。
その理由の多くは「手だけ」でパスを出しているからです。
手だけでパスを出すと呼び動作からディフェンスも守りやすいですし、パスコースも限られます。
■ピポットを入れる
そんなときはピポットを入れてください。
相手のプレッシャーを受けているときにパスを通す秘訣は「パスコースの角度を作る」ということです。
その角度を作るためにピボットを踏まなければいけません。
ピポットを踏みパスコースの角度が作られることで、これまでよりも多くのパスコースが出てきますので、後は通しやすいところにパスを素早く通すだけで、かんたんにボールを運ぶことができます。
■ピボットを踏むときの注意点は?
それは「トラベリング」です。
ボール運びのピポットを踏むときにプレッシャーをかけられると、耐え切れずに軸足を動かしてしまいます。
2018年から適用されたゼロステップがある今でもトラベリングになってしまうプレーは
- ピボット中に軸足を動かす
- ドリブルを付く前に軸足が床から離れる
- ピボットフットをすり足で動かす
ですので、絶対に軸足は動かさないよう注意してください。
そのためには、膝を曲げて腰を落としてピポットを踏んでください。
■ピボットの種類
また、選手に教えてほしいピポットはたった2種類だけです。
- フロントターン
- バックターン(リバースターン)
この2種類だけを選手に覚えさせるだけ。パスコースの角度を作ることができます。
■まとめ
腕だけの雑なパスになってしまうと、かんたんにディフェンスにカットされます。
まずはピボットを上手く組み合わせてパスコースの角度を作ることが大切です。
ピボットを踏むことで、軸足を決められ反対の足をしっかり踏み込めばパスコースの角度を作れます。
ドリブルの止まり方によっては、クロススタンスでピポットを踏んでも構いません。
軸足を変えられることで様々なパターンでプレーすることができます。
今回はボール運びにおける、
- パスコースの作り方
- 角度を作るためのピポット
についてご紹介しました。
ボール運びにお困りの指導者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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