【梅原トレーナーのからだづくり哲学】トレーニングレポート No.196「強い飛び込み」
ドライブからシュートへ入るとき、力を緩める人が大半です。
練習において、レイアップシュートやジャンプシュートを打つ際にトップスピードかそれに近いままいける人、いやそうしている人はほとんど見ません。
練習では緩く行い、ゲームで鋭いシュートができるものではありません。
減速することがクセになっており、ドライブとシュートが流れとして繋がりません。
そこで、スピードを維持したままシュートにいけるよう訓練してみました。
ゴール下のストップで楽に入ろうとせず、あえて突っ込む。
ストップというものを、減速ではなく「飛び込む」動作に変えます。
ディフェンスを抜くために強いドライブをするのですから、その勢いを殺すのではなく、活かしてシュートに乗せられるようにします。
小学生のときの体育の授業を思い出してください。
跳び箱の練習をしたはずです。
そのときにロイター板のバネ(跳ね返り)を利用していましたね。
バネの力は、ロイター板を強く叩くように体重をドン!と乗せないともらえません。
あの感覚で、止まるための着地から、より強く勢いをつけるための着地にしてみましょう。
ドライブの力をシュートにもプラスできれば、あなたのオフェンスはより強いプレイになります。
ぜひ走りとジャンプ、ドライブとシュートを掛け合わせたスキルを習得されてください。
それでは今日はここまで!
動画(TR196)
(了)
この記事を書いた人梅原 淳
運動技能を向上させる専門家として、またバスケットボールでのファンダメンタル・スキルを教えるコーチとして全国各地に出向いています。またその活動から得た日々の思考や発見を、YouTubeなどSNSを活用して情報配信しています。このコーナーで扱う内容は、それらSNSでは記さない一歩踏み込んだ情報として、トレーニング実践レポートをはじめ自分の育て方、大人の再教育、子育て、健康づくり、みなぎる食事など、あらゆるジャンルをテーマにお届けします。
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